04日 5月 2023
私へのカウンセリングの依頼の多くは、ブリーフセラピー(短期間でのカウンセリング)ですが、
10回以上のカウンセリングを行う場合もあります。
9回目までは、それほど重要ではないと考えていたことが、10回目で、最重要課題になることもあります。
それでは、9回は意味がなかったのかというと、おそらくそうではなく、最重要課題に行きつくまでに10回かかったという解釈の方が自然な気がします。
もちろん、私が次回の日時指定をするわけではなく、引き続きカウンセリングを受けるのも他のカウンセラーに変更するも、全て、クライアントに任せています。
1回で解決することもあれば、数十回かかることもあると思います。
今回のブログは、そういったこともありますよという紹介でした。
02日 7月 2022
私のデスクは、いつも書類が山積みになっています。※整理整頓が苦手なのはありますが・・・
この書類の山=私の頭の中
といった感じなのです。
この書類の山を一つのかたまりとしてみると、逃げたくなりますが、
一つずつ小分けにし、消化できそうなものからやっていくと、意外と消化できてしまうものです。
余裕のない時ほど、余裕のない見え方しかしませんが、そういった時こそ、
少し問題を小分けにしてみよう
という癖をつけると、少し楽になるのかもしれません。
03日 5月 2022
相談者様の中の多くは、解決の方法がわからないだけで、自分でどうにかできるパワーが残っていることは多いものです。
しかし、頭ではわかっても、実行するパワーがない方がいるのも確かです。
この場合、一瞬で解決するような魔法はなく、中期、長期的に思考や行動を変えていく必要があるのかもしれません。
ただし、一歩、踏み出すパワーと、少しだけでも継続する習慣があれば、いつの間にか、いい方向に向かっていることに気が付くかもしれません。
20日 4月 2022
公認心理師法が制定され、心理分野初の国家資格が誕生しました。
ただし、5年間は、Gルートといって、実務経験での受験が認められています。要は、臨床心理士のように、大学院に行かずとも、研修を受講することで受験資格を得ることができるというものです。
この公認心理師のGルートについて、Twitter上で批判を目にします。
実務経験のみで国家資格なんてありえないとか。
実は、医療にも福祉にも、似たような論争はありました。
例えば、言語聴覚士は、実務経験で受験が可能でした。
介護福祉士は、養成校を出れば国家資格を取得でき、逆に、実務経験で取得していた側から、お金で資格を買ったと言われていました。
行政書士だって、実務経験でなれるわけですし。
他にもありますが、そこは割愛します。
そもそも、今回の公認心理師については、国が決めたことなので、Gルートを目指す方々に何の罪もありません。
批判をする方々は、とても防衛機制が高い方なのだなと思ってしまいます。
どんなルートであれ、結果は、クライアントが判断することなのですから。
28日 3月 2022
他人に対して、「あなたの〇〇なところはよくない!」など、相手のことを指摘する人がいます。
これは、投影性同一視という防衛機制(自身を守るためのこと)だといわれています。
要は、自分自身の受け入れ難い感情が生じても、自分のものとしてではなく、それを相手に映し出し、相手を攻撃をすることで自分を守ろうというものです。
中々、自分で気づくことはできないことではありますが、もしも、あの人にあんなひどいことを言ったという経験があれば、もしかしたら、それは、この投影性同一視をおこなっていたのかもしれません。
他人を攻撃することが多い方は、他人を攻撃する前に、一度、私の課題として捉えてみると何かが変わる可能性があります。
12日 3月 2022
学生の頃、臨床心理士の先生の講義を受けていて、カウンセラーの人は、相手の心を読めるのかな?
って、勝手に思っていました。
あれから20年弱経ち、今は、私がカウンセラーの立場です。その立場から、昔の私に回答するなら、
「心は読めない」
と回答します。
そのため、カウンセリングを受ける時、全てを見透かされている・・・なんてことはありませんので、警戒しなくても大丈夫です。
ちなみに、私は心は読めませんが、会話や行動を型に当てはめて、おおよそこういった思考なのかな?くらいは予測できます。
補足でした。
そのため、カウンセラーの
05日 3月 2022
相談相手(家族、友人、上司、カウンセラーなど)は、人間である以上、その時々の調子により、「あれっ?」といった回答をすることがあります。
例えば、家庭で子供と衝突し、ネガティブな気持ちで会社に出勤し、そこで部下から相談を受けると、無意識に、普段しないような回答(相手を傷つけたり、気持ちを無視したりする内容)をしてしまうことがあります。
毎回、そういった回答しかしない性格であれば仕方ありませんが、やはり、相談相手も人間なので、その時々の気分も影響するのは間違いありません。
心理学的には、気分一致効果になると思います。
完璧な人間はいないので、仮に、相談相手からの回答が、自分の期待する内容でなかったとしても、そこは、不調なのかもしれないなーと温かく見てあげる心の余裕を持つと、自身もイライラせずにすごせるかと思います。
19日 2月 2022
100mを15秒台で走れる人は結構いると思いますが、陸上をやっているとかではなく、日常生活を送る上で15秒台で走れないことに悩む人はあまりいないと思います。
それは、筋力、運動神経など生まれつきのものなので、限界があると思います。
それと同じ、心というのも、生まれつきのものなので、無理に、何かに合わせる必要はないと思います。
まずは、好きな自分、嫌いな自分の両方を受け入れることから始めてみるといいのかもしれません。
24日 1月 2022
心理の世界は幅広く、全てにおいて専門的であるというのは中々難しいため、自分の得意とする分野を専門的に研究するのが一般的なのかなと思います。
しかし、相談者が必ずしも、こちらの専門分野の適応とは限りません。
「あの~そちらは専門外なので・・・」
と、堂々と言えることも大切なのですが、できる限り、力になれればと思い、ジェネラリストの道を歩んでいます。
今後も、たくさん勉強していきます。