医療福祉専門職や企業の方々向けのページ

病院、クリニックの先生方

患者様のお話をしっかり聞きたいが、時間をとれない。

外部のカウンセリングルーム等を紹介したいが、数が少ない。

こういったことにお悩みの場合、是非、「こころアップ  これから」をご紹介下さい。

    

 

例)80代女性 神経症傾向、外向性、開放性が高く、統制性が低い方の例

認知症はあるものの何かしらの不安から、よく涙を流す、妄想も多いという方がいました。外向性の高さから、転倒の危険が高いものの一人で外を歩き回ることもよくあっていました。そこで、処方されたのはSNRIでした。

不安を抑える部分についてはよかったのですが、元々外向性が高い状態だったため、更に過活動になり、外を歩き回ることが増加しました。そのため、SNRIをSSRIに変更することで、その頻度も減少しました。

 


向精神薬の処方の際、性格分析は非常に重要であることを知り、ここ数年、ビッグ5アセスメント(性格分析)に力を入れてきました。※以下、ビッグ5アセスメントの解釈の一例です

 

神経症傾向の高さ=不安=うつ傾向 抗うつ薬

外向性の高さ=ドーパミン過剰 抗精神病薬

開放性の高さ=ドーパミン過剰 抗精神病薬

統制性の低さ=脱抑制 抗不安薬 抗てんかん薬

※ここでは協調性については触れません。

 

不安の強い患者様の場合、抗精神病薬や稀に抗不安薬が処方されているのをよく見かけます。抗精神病薬は、性格分析の中で外向性、開放性の高さをコントロールするものと認識しています。不安=神経症傾向の高さのため、抗うつ薬を処方して様子をみるのがいいとも認識しています。


向精神薬は性格を変えるという意味では、性格分析は非常に重要なことだと考えています。先生方の大半は、性格分析までするお時間はないと思いますので、必要があれば、お気軽にご連絡ください。

 

ケアマネジャーなど、高齢者福祉関連専門職の方々

新規のお客様に対し、どういったサービスが合うのか? 
また、頻回にケアマネジャーを変えたり、デイサービスを変えたりといった方もいらっしゃると思います。
そういった方々への対応法に困ったということなどありませんか?
こういった悩みに対する解決策等を心理的視点から一緒に考えていく勉強会の実施も可能です。

 

例)よく話しをするA様。趣味は手芸や絵画。人見知りをする。人込みが嫌いだからデイサービスとかには行きたくないけど、いいところがあるなら考える。病気は、糖尿病。

この方の場合、神経症傾向-高い、外向性ー高い 開放性ー高い 協調性ー低い 統制性ー低い

という分析ができます。外向性が高いことから、話し相手がいる場所を好む傾向がある一方で、神経症傾向の高さから慎重になるということが分かります。また、協調性の低さから、自分中心の考え方になる傾向があるため、予め、自由度の高いデイサービスが適応するのかもしれません。ただし、外向性の高さ、協調性、統制性の低さから、ルールを守らない(食べ物などを持ってくるなど)可能性があります。一度注意しても、時が経てば持ってくるということを繰り返す可能性があるため、契約の時点で、厳しく伝えておくと、後々、トラブルにならない可能性があります。その他、神経症傾向と開放性が高いため、ポジティブ、ネガティブな感情を抱きやすく、不調の時には精神的にかなり不安定になる可能性があります。この辺の心遣いも重要になってきます。

 

以上、ビッグ5アセスメントに基づき、様々な可能性を述べていますが、慣れれば、すぐに解釈することができるようになります。ご興味のある方は、ご連絡お待ちしております。

企業の方
社員がまとまらない。離職率が高いなど、主に人事の悩みに対してアドバイスを行います。介護事業の場合は、経営コンサルティングも可能です。基本、年間契約ではなく、アドバイス1時間いくらという形をとります。



その他、学校等の教育機関について

保育所や幼稚園、小中高などの学校組織は、生徒、保護者、先生など、色々な方々が関与しています。
そこで生じた問題は、視点を変えることで、意外に身近なところに解決策が見つかるものです。


例)学校のあるクラスでいじめが起きていましたが、解決したと思えば、また、いじめが起きるの繰り返しでした。


この場合、いじめが起きているクラスばかりに視点がいきそうですが、その視点を学校組織全体に向けることで、色々なことに気づくことができます。


一例として、職員室内で、先生同士のいじめが生じているというものです。システムでは、円環的因果律というものが働いているため、システムのどこへアプローチを行うかにより、その循環が好転し、問題解決に向かうというものです。



必要があれば、アドバイス等を行うことも可能です。